不動産ニュース / 調査・統計データ

2018/11/7

中高年の2割が「今よりコンパクトな家」希望

 積水化学工業(株) 住宅カンパニーの調査機関である(株)住環境研究所は7日、「中高年の生活・住まいに関する意識調査」結果を公表した。50歳以上の既婚男女を対象に調査。調査時期は9月で、有効回答は1,180件。

 夫婦に関する意識については、「夫婦といえども一人の時間がほしい」が51%(2000年調査時39%)と過半数を超え、「共有の時間を多く持ちたい」の16%を大きく引き離した。

 また、現在働いている人を対象に何歳まで仕事を続けるかでは、50歳代は「60歳代まで仕事を続ける」が75%で、うち「65~69歳まで仕事を続ける」との回答が49%に。また60歳代は「70歳代まで仕事を続ける」が51%、70歳代以上は「80歳代まで仕事を続ける」が53%となり、いずれの年代でも、半数以上があと10年近く働きたいと考えていることが分かった。

 現在の住まいの広さに関する認識については、「今の家は大きすぎる、もっとコンパクトな家に住みたい」が20%、「今の家は狭すぎる、もっと広い家に住みたい」が16%となり、住まいの拡大ニーズより縮小したいという希望の方がやや多かった。なお「どちらともいえない」が64%。

 同社では今後の住行動トレンドとして、元気な中高齢期を過ごすために好きな場所への住み替え、また子供が巣立った戸建住宅の減築や今の住まいよりも小さく建て直す縮小建て替えが増加するのではないか、と分析している。

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減築

建築物の床面積を減らす改築。1階の建築を一部分除去すること、2階を撤去することなどである。建物をコンパクトな形にするので、建物のメンテナンス費用が軽減するほか、利用や動線の合理化、オープンスペースの確保などを図ることができると考えられている。

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