不動産ニュース / 開発・分譲

2018/11/28

「上野」駅前にホテル開業/トーセイG

「トーセイホテル ココネ上野」外観

 トーセイグループは、「トーセイホテル ココネ上野」(東京都台東区、総局室数126室)を12月1日にオープンする。

 同グループが2016年に取得した05年築のオフィスビルをコンバージョンしたもので、同グループのホテルブランド「ココネ」シリーズの第2弾。運営は、トーセイ・ホテル・マネジメント(株)が行なう。

 東京メトロ銀座線等「上野」駅から徒歩1分。敷地面積約527平方メートル、鉄骨造・一部鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造地上11階建て。延床面積約4,429平方メートル。1階はレストラン、2~11階が客室で、11階の一部は屋上テラスとする。

 客室は、シングルが79室、ツインが23室、ダブルが15室の他、「和モダン」や、「2段ベッド」といったコンセプトルームも用意。平均専有面積は、15平方メートル前後。
 また、抹茶とお茶菓子を提供する「和のおもてなしプラン」や、部屋でプラネタリウムが見られる「HOMESTAR Classicプラン」、チェキの貸し出しを行なう「思い出づくりサポートプラン」といった特別プランも用意する。
 平均宿泊価格は、1人当たり1万円前後。

 屋上は、スカイツリーを正面に眺望できるテラスとして活用。カウンター席やテーブルセットを用意し、宿泊者が自由にくつろげる場とした。

 トーセイ・ホテル・マネジメント取締役本部長の檜山元一氏は、「オフィスとしてバリューアップするのに比べ事業費は上がるが、新規開発より短期工事でオープンでき、収益性も向上することから、初のコンバージョンホテル開発に至った。事前予約の段階だが、反響を得ることができている」とコメントした。

 今後は、「トーセイホテル ココネ上野御徒町」、「トーセイホテル ココネ浅草」をいずれも20年に開業する予定。両施設は、新規開発する。

ダブルタイプの客室。ソファーはソファーベッドになり、3人までの宿泊が可能。専有面積は約14平方メートル
屋上テラス。スカイツリーが臨める

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

コンバージョン

建物の用途を変更すること。例えば、空きオフィスを集合住宅に変更する、社員寮を有料老人ホームに変更する、というような変更を指す。構造、設備、防災法規など、法的、技術的にクリアしなければならない点も多い。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。