不動産ニュース / リフォーム

2018/12/3

既存戸建てをZEHレベルにリノベ/積水ハ

 積水ハウス(株)は11月30日、同社が建築した築20年以上の既存戸建住宅の快適性をZEHレベルに向上させるグリーンファーストリノベーション商品「いどころ暖熱」を発売した。

 既存戸建て住宅をZEHレベルまで改修するには多額の費用や長い工期が必要となる。そこで、既存戸建て住宅のZEH化で最も困難な断熱改修の範囲を、住まいの中で多くの時間を過ごす「LDK」を中心とした家族の“いどころ”にしぼった「部分ZEH」という考え方を導入。家歴情報から現状の断熱性能を把握した上で、オリジナル断熱リフォーム部材を適切に組み合わせることで、ZEH化断熱改修を短期間・高精度で行なう。

 また、高効率熱源機による温水式床暖房や、ヒートショック防止を目的に、廊下や洗面室にも暖房機器を設置。生活空間全体の快適性を一層向上させながら、ZEH指向の省エネ性を高める。

 省エネ基準改定前の1999年までに建築した築20年以上の既存戸建住宅を断熱改修し、新築同等のZEHレベルの快適性能を目指した「プレミアム」と、顧客の負荷が少ない1日施工で効果的な断熱改修を図る「ベーシック」の2つの商品パッケージを用意した。

 対象地域は省エネ地域区分3~7地域で、対象建物は鉄骨戸建て住宅、対象年代は1999年以前の旧省エネ基準のもの。積水ハウスリフォーム東日本(株)、中日本(株)、西日本(株)を通じて販売する。

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ZEH

年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量がおおむねゼロ以下となる住宅。ZEHは、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略称で、和製英語である。

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