(株)マーキュリーはこのほど、湾岸エリア(月島・勝どき・豊洲・東雲・有明)の新築マンション市場動向の調査結果を発表した。
同エリアの新築マンションの平均価格は、2012年5,577万円、13年5,523万円だったが、14年には6,470万円、15年6,931万円、16年7,358万円と上昇を継続。17年には、「シティタワーズ東京ベイ」が平均専有面積が小さかったことから7,075万円と下がったが、18年は7,553万円と上昇した。
販売戸数も、12年は1,696戸であったが、13年3,249戸、14年3,136戸とほぼ倍増。15年は1,688戸、16年は623戸と大幅減少が続いたが、その後増加に転じ、17年1,180戸、18年1,342戸(販売予定物件含む)。
19年以降に販売予定、もしくは販売が予想される大規模物件(150戸以上)は「HARUMI FLAG」「勝どき東地区 一種市街地再開発事業」など4物件で、総戸数8,145戸という大量供給が見込まれている。
なお、18年の平均価格に、住宅金融支援機構発表の「年収倍率」である7.3倍を除すると1,035万円となり、購入可能世帯が限定されてきている状況がうかがえる。