不動産ニュース / 開発・分譲

2019/3/1

東建、マンションMRをシェアスペースに

モデルルーム1階の「Loco-café OOOI」イメージ

 東京建物(株)は1日、分譲マンション「Brillia 品川南大井」(東京都品川区、総戸数73戸)のモデルルーム内コミュニティスペース「Loco-café OOOI(ロコカフェ大井)」の一般向け貸し出しを開始した。

 同スペースは、マンション入居者と地域住民との交流やモデルルームの有効活用を目的に、販売期間中の期間限定でモデルルーム1階に設置。18年10月20日のモデルハウスグランドオープンに先駆け9月29日より運営を開始した。「誰もが暮らしやすく、はたらきやすい社会の実現」を目指し、そのまちにある資源を活用して仕事をつくり出す「Locowork」を推進する非営利型株式会社Polarisが地域住民と共に運営。フリースペースとしての提供やイベントやワークショップなども開催。品川区在住者を中心に、月平均250~300人が利用している。地域コミュニティのさらなる活性化を目指し、業務提携する(株)スペースマーケットを通じ、広く一般向けに開放する。パーティなどのイベントや地域の会合での利用を想定しており、利用料は1時間当たり約4,000円。

 2月28日に開催したマスコミ向け内覧会で、同マンション開発担当、同社住宅事業部の黒田 敏氏は「モデルルームを開放することで、入居者さまと地域の方々との交流機会や地域の方々の理解を深めることに通じればと、この取り組みを始めた。より地域活性化に貢献できるよう、広く一般に開放する」などと抱負を語った。

 同物件は、同社初のIoTマンションで、18年11月に販売開始。京浜急行電鉄本線「立会川」駅徒歩6分に立地。敷地面積約2,401平方メートル、鉄筋コンクリート造地上12階建て。専有面積約68.19~85.62平方メートルで、間取りは3LDK・4LDK。一般定期借地権付きで、販売価格は4,600万~7,000万円台。中心価格帯は4,000万円台後半~5,000万円で、平均坪単価は270万円。現時点で約半数が成約しており、中心層は30歳代後半のファミリー層。大田区・品川区在住が2~3割で沿線を中心に広範囲から反響を得ている。
 竣工は2020年2月下旬、入居開始は同年3月下旬の予定。

「Brillia 品川南大井」外観完成イメージ

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IoT(インターネット・オブ・シングス)

Internet of Things。モノが人を介することなく相互に情報をやりとりする概念をいう。

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