柏市と三井不動産(株)、柏の葉アーバンデザインセンターは5日、3者が幹事を務める「柏の葉スマートシティコンソーシアム」が、国土交通省のスマートシティモデル事業の先行モデルプロジェクトに選定されたと発表した。
同事業は、スマートシティ実証調査予算を活用し、具体的な新しい取組みへの着手と事業の成果やボトルネック等の分析等を実施するとともに、さらにそれを広く共有することにより、全体の取り組みを牽引するプロジェクトを支援するもの。
「柏の葉スマートシティコンソーシアム」は、人・モノ・情報が集まりやすい駅中心の圏域の特性を生かし、民間データ・公共データが連携したデータプラットフォームを構築し、AI/IoTなどの新技術の導入によりデータ駆動型の“駅を中心とするスマート・コンパクトシティ”の形成を目指している。
具体的には、自動運転循環バス網の構築(モビリティ)やセンシングによる省エネ効率化(エネルギー)等による「駅周辺エリアに集まるテータの収集と連携」と、人の動きを捉えたデータ駆動型のアーバンデザイン・マネジメント(パブリックスペース)およびデータ駆動による健康なライフスタイルの誘導・支援(ウェルネス)等からなる「『公・民・学連携×データ駆動』による地域運営」に取り組んでいる。
今後は、今回のモデル事業で得られた実績とノウハウを生かし、柏駅周辺等の中心市街地活性化や三井不動産のまちづくりやアーバンデザインセンターネットワークを通じて、他都市での展開を図っていく考え。