トヨタホーム(株)の取締役社長に就任した後藤裕司氏が2日、記者会見した。就任日は6月21日。同氏の経歴は3月29日のニュースを参照。
同氏は、今後の重点事業としてリフォーム事業を掲げ、「ここ数年で売上高を倍増させたが、まだまだやれる余地がある。2018年の売上高は140億で、19年は160億を計画している。早期に200億円に持っていきたい」などと話した。
また、20年1月に設立する合弁会社「プライム ライフ テクノロジーズ(株)」(関連記事はこちら)については、「新しい体制では、トヨタホームとミサワホーム(株)の連合にパナソニック ホームズ(株)が入り、3社連合となるが、今後市場が厳しくなる中で、当社は4,000~5,000戸程度の受注は維持していきたい」などと述べた。
住宅市場規模は縮小していくが、分譲やまちづくりなどは、伸びしろがあるとみており、各社のブランドについては残していく考え。「コネクティッドや、モビリティ技術が変化していく中で、単なる分譲地ではなく、今までにない先進的なまちづくりを行なっていきたい。交通利便性が従来では悪い郊外で、住宅地の再生を行なったり、海外での事業展開も考えていく」(同氏)。
今後はお互いの強みである工法を生かしつつ、HEMSなどの住宅設備機器については、共通化するなど業務連携による効率化を推進していく。