不動産ニュース / 開発・分譲

2019/7/4

三鷹のJR独身寮をシェア型賃貸に/リビタ

築44年の独身寮をリノベーションしたシェア型賃貸住宅「シェアプレイス三鷹」外観
机やイス、ベッド、冷蔵庫を備え付けているスタンダードプランの居室

 (株)リビタは4日、シェア型賃貸住宅「シェアプレイス三鷹」(東京都三鷹市、総室数112戸)のプレス向け内覧会を開催した。

 JR中央線「三鷹」駅徒歩11分、同「武蔵境」駅徒歩8分。約7,200平方メートルに及ぶ「リエットガーデン三鷹」内に位置する、築44年の東日本旅客鉄道(株)の独身寮をリノベーションしたもの。延床面積2,695.29平方メートル、鉄筋コンクリート地上3階建て。事業主は(株)ジェイアール東日本都市開発、リビタは企画、基本設計・デザイン監修を手掛け、管理・運営を行なっていく。

 1階には「シェアラウンジ」エリアを設置。ダイニングは、大人数での食事に加え、プレゼンテーションやワークショップの場としても活用できる。キッチンは、本格的な厨房のようなステンレス製を採用し、IHクッキングヒーターや調理器具を設備。カウンター沿いにはハイチェアを配置し、キッチンで料理をしながらダイニング側の入居者と会話を楽しめるよう工夫している。ダイニングから少し奥まった場所には、暗めの落ち着いた空間「リラックスプレイス」を設けたほか、ワークスペーススペースとしても使用できる「ライブラリースペース」も設置。個室タイプで防音仕様の「シアタールーム」(予約制)では、5~6人で映画やスポーツ観戦が楽しめる。

 既存の諸室配置を生かし、専有部の配置はそのままに。居室は、収納棚と床、サッシは従前のまま、天井と壁は木縁材の色味を生かしたグレー系に塗り替えた。専有面積は約13.5平方メートル。基本は机やイス、ベッド、冷蔵庫を備え付けとし、さまざまなライフスタイルに合わせ、家具なしやアップグレードタイプも用意した。

 1年ごとの定期建物賃貸借契約で、賃料は月額6万4,000~7万5,000円。水光熱費・インターネット利用料込みの共益費は1万5,000円で、保証金5万円が別途かかる。4月中旬から募集を開始しており、26名の申し込みを受けている。入居開始は13日。

 なお、同敷地内には、ファミリー向け賃貸住宅「アールリエット三鷹」(総戸数24戸)、サポート付き貸し農園「シェア畑」を配置。木陰のたまり場「森の広場」や、大きなテーブルのある「食の広場」も設けるなど、豊かな環境を地域に開き、入りやすい雰囲気と開放的な場となることを目指し、2棟の住まい手と地域をつないでいく。

敷地内の「食の広場」に面した開放的なダイニング。プレゼンテーションやワークショップの場としても活用できる
ダイニングから少し奥まった場所にある「リラックススペース」。少し暗めの落ち着いた空間としている

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。