不動産ニュース / 開発・分譲

2019/10/10

ミレニアル世代女性に特化したコンセプト提案/日鉄興和

「巣ごもり」感を演出した「アンビエンタム」。LED照明を太陽光に見立てた「太陽を感じる窓」を設置している

 日鉄興和不動産(株)は、ミレニアル世代の単身女性をターゲットに、新しい居住空間コンセプトを開発。来年から販売開始予定のコンパクト分譲マンション「リビオレゾン勝どきnex」(東京都中央区、総戸数96戸、間取り1K・1LDK)のオプションメニューとして導入する。

 同社はシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」(プラスワンライフラボ)を運営。同研究所は、2017年12月に新時代の都市生活を探求するプランニングチーム「素敵なうさぎライフ研究所」(うさ研)を立ち上げ、生活者参加型プロジェクトとして、ミレニアル世代の生活意識から発想した新型コンパクトマンション開発を進めてきた。

 今回、同プロジェクトより新居住空間コンセプト「iBe2」(イビー・スクエア)全3モデルを開発した。「iBe2」は、“いびつ”にもかけており、ちょっといびつでアンバランスな個性を持つミレニアル世代の単身女性にぴったりな「自分らしい居場所」を意味する。

 自宅を仕事場として使う小規模事業や個人の作家に向けた「wor cube(ワーキューブ)」、生活の中心にスポーツがある人に向けた「sportio(スポルティオ)」、 都会生活のストレスから解放され“自分に帰る場”として「 ambientum(アンビエンタム)」の3モデルを用意する。 

 「ワーキューブ」は「仕事場に住む」感覚をイメージし、独立キッチンで仕事場と生活感を切り離し、仕事道具を収納できる大型の収納家具を設置した。「スポルティオ」は、アスリートの声に基づき、玄関にスポーツギアの収納に役立つユーティリティスペースを導入。リラックススペースとして、リビングと洋室の間仕切りを取ることで広い空間を確保した。「アンビエンタム」は、「巣ごもり」感を演出。リラックス感が得られるように天井の梁部分に丸みを持たせ、LED照明を太陽光に見立てた「太陽を感じる窓」を設置するなどした。

玄関にスポーツギアの収納に役立つユーティリティスペースを導入した「スポルティオ」

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