不動産ニュース / 開発・分譲

2019/10/29

東建、大井町の温浴施設を大規模リニューアル

利用者が絶えない炭酸浴槽を大型化。露天と2ヵ所に増やした
岩盤浴エリアを大幅に拡充。女性専用のホットヨガスペースも設置

 東京建物(株)グループの東京建物リゾート(株)は、温浴施設「お風呂の王様大井町店」(東京都品川区)を1ヵ月間かけ大規模リニューアル。11月1日にオープンする。

 同施設は、東京建物が1999年から東京都・神奈川県下で展開している温浴施設事業の7店舗目、初のビルイン型施設として、2011年3月オープン。16年からは23時間営業を導入。年間67万人が来場する旗艦施設となる。JR京浜東北線「大井町」駅前の複合施設の一部を15年間にわたり借り上げ運営しているもので、施設面積は772坪。老朽化した設備の更新とともに、同施設のコアユーザーであるOLと、インバウンドユーザーに焦点を合わせたリニューアルを施した。

 リニューアルでは、人気の高い炭酸泉浴槽を拡充。室内・露天の双方に設けた。岩盤浴コーナーには、新たに「ロウリュウ」を設置。プロジェクションマッピングを用い、五感で楽しめる。女性専用のセルフホットヨガスペースも設けた。岩盤浴前のヒーリングラウンジも、半個室でくつろげるボックススペースを設置した。

 またインバウンドユーザーでも簡単に利用できるよう、館内精算を全てIC化。3ヵ国語対応としている。利用料金は、大人1,380円(平日)。岩盤浴800円。

 29日の施設見学会で挨拶した東京建物リゾート代表取締役社長執行役員の菊池 隆氏は「『お風呂の王様』は、現在10施設を運営している。この施設は15年間の運営期間の折り返しに入ったこともあり、ユーザーニーズに合わせたリニューアルを行なうこととした。消費税が増税となったこともあり値上げしたが、値上げ分以上の満足度が得られるようなサービスを提供していく」と抱負を語った。リニューアル後も年間来場者数67万人を堅持していく。

 なお「お風呂の王様」は、21年に埼玉県和光市で新規施設の開業を予定している。

「ロウリュウ」はプロジェクトマッピングが楽しめる
館内精算は全面IC化。カード払いと、3ヵ国語対応とすることで、インバウンドユーザーも気軽に利用できるようにした

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