不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/1/17

リノベ事業堅調/インテリックス20年5月期2Q

 (株)インテリックスは16日、2020年5月期第2四半期決算(連結)の決算説明会を開催した。

 当期(19年6月1日~11月30日)は、売上高178億2,000万円(前年同期比6.8%増)、営業利益3億4,500万円(同6.4%減)、経常利益1億7,300万円(同13.2%減)、当期純利益1億4,800万円(同26.6%増)。買取リノベ再販マンション「リノヴェックスマンション」の販売件数増で増収となったが、販管費が増えたことにより営業・経常利益は減益となった。

 中古マンション再生流通事業については、リノヴェックスマンションの販売戸数が636件(同71件増)、売上高は147億7,300万円(同7.7%増)。賃貸収入売り上げは8,500万円(同6.3%減)。事業全体の売上高は148億6,800万円(同7.6%増)、営業利益は3億8,700万円(同9.5%増)だった。

 その他不動産事業における物件販売の売上高は、15億500万円(同10.1%減)。賃貸収入売り上げは、取得したリースバック物件の増加等により4億6,600万円(同28.8%増)を計上。その他収入売り上げは、同業他社や個人向けリノベーション内装事業の拡充等により、9億7,900万円(同18.3%増)となった。全体の売上高は29億5,100万円(同3.0%増)、営業利益は2億6,900万円(同8.6%減)。

 引き続き、リノベーション事業分野の収益拡充、不動産ソリューション分野の事業構造の確立と成長、ITを駆使した新たな事業分野への先行的な開発投資に注力していく。
 リノヴェックスマンション事業では、地方主要都市の牽引により増勢基調へと回復する見込みで、物件販売売り上げ316億円を目指す。その他不動産については、不動産小口化商品「アセットシェアリング」シリーズの販売により売上高24億円と予想。通期の売上高は421億8,200万円、営業利益11億6,400万円、経常利益7億4,100万円、当期純利益5億円を見込んでいる。

 同社代表取締役の山本卓也氏は、「当期より、クラウドファンディング事業に参入し『X-Crowd(エックスクラウド)』をスタートさせた。BtoCビジネスの展開により当社の知名度をアップさせるとともに、少額での不動産投資の成功体験を提供することで、アセットシェアリングへのステップアップとしたい」などと話した。

この記事の用語

不動産小口化商品

不動産の所有権を多数の持分権に分割(小口化)した金融商品をいう。不動産の流動化手法の一つとして活用されている。

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