不動産ニュース / その他

2020/2/27

国産桧CLT材使用したログハウス/フェニックスホーム

「CLTログハウス」外観

 ログハウスの販売・施工を全国展開する(株)フェニックスホーム(埼玉県所沢市、代表取締役:松下勝久氏)は27日、国産の桧CLT材を利用した「CLTログハウス」が完成したと発表。同社がオープンする展示場(横浜市保土ヶ谷区)においてモデルハウス兼実験棟として利用していく。

 「CLTログハウス」は、国産桧CLT材を加工し、内外の現しに使用した丸太組構法(ログハウス)の建築物で、国土交通省の「平成30年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されている。

 通常のログハウスは高さが150~200mm前後のログ材が使用されるところ、「CLTログハウス」では、900mmの大判パネルを採用。施工の時間と手間を大幅に向上させた。また、同素材は木の収縮を抑制するため、メンテナンスの軽減が見込まれる。さらに耐震性も向上するため、中層の木造建築も可能となる。

 延床面積166.40平方メートル、2階建て。先導事業の実験棟のため市場価格は約4,500万円だが、今後の検証により約3,000万円台を目指していく考え。

内装の現しにもCLT材を利用している

この記事の用語

CLT

木材板を積層接着した厚型のパネル。英語のCross Laminated Timberの略で、和訳は「直交集成板」である。 CLTは、板の層を繊維方向が直交するように交互に張り合わせたもので、高い寸法安定性、優れた断熱性があるほか、CLTを柱や梁とする構造は軽量で耐震強度を確保できるとされている。

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