
ログハウスの販売・施工を全国展開する(株)フェニックスホーム(埼玉県所沢市、代表取締役:松下勝久氏)は27日、国産の桧CLT材を利用した「CLTログハウス」が完成したと発表。同社がオープンする展示場(横浜市保土ヶ谷区)においてモデルハウス兼実験棟として利用していく。
「CLTログハウス」は、国産桧CLT材を加工し、内外の現しに使用した丸太組構法(ログハウス)の建築物で、国土交通省の「平成30年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されている。
通常のログハウスは高さが150~200mm前後のログ材が使用されるところ、「CLTログハウス」では、900mmの大判パネルを採用。施工の時間と手間を大幅に向上させた。また、同素材は木の収縮を抑制するため、メンテナンスの軽減が見込まれる。さらに耐震性も向上するため、中層の木造建築も可能となる。
延床面積166.40平方メートル、2階建て。先導事業の実験棟のため市場価格は約4,500万円だが、今後の検証により約3,000万円台を目指していく考え。
