不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/2

パナホームズ北関東、栃木駅前で複合開発

プロジェクトの完成予想図

 パナソニック ホームズ北関東(株)は2月27日、栃木グランドホテル(株)、AIS総合設計(株)と共同で、複合開発「栃木駅前プロジェクト」(栃木県栃木市)を着工した。

 同プロジェクトは、JR「栃木」駅ロータリーに隣接する「シビックコア重点整備地区」内に、分譲マンションやホテル、市民交流施設を整備する官民一体型の開発計画。総開発面積約4,320平方メートル。

 分譲マンション「パークナード栃木駅前サーパスレジデンス」(総戸数59戸)は、パナソニック ホームズ北関東と(株)穴吹工務店とのJV。鉄筋コンクリート造地上13階建て、延床面積5,029.07平方メートル。栃木市内では13年ぶりとなる分譲マンション供給となり、全戸南向きの住戸計画で、リビングの開口部を広くとり、市内のまち並みを一望できるようにする。また、周辺のニーズの強さからペット共生型として、傷や汚れに強い建材・壁紙等を採用する。

 専有面積は75.67~167.79平方メートル、間取りは3LDKと4LDK。販売開始は8月下旬の予定。販売価格および戸数は未定。竣工は2021年10月の予定。

 栃木グランドホテルは「栃木ステーションホテル」(総室数96室)を開業する。鉄骨造地上6階建て。駅前立地を生かし、国内観光客誘致とインバウンドの拡大を目指す。また、建物はZEBの基準をクリア。太陽光発電システムなどの環境アイテムやBEMSの導入によって室内環境とエネルギーの最適化を図る。竣工は21年1月下旬の予定。

 栃木市の市民交流施設「シビックセンター」は平屋建て、延床面積208.29平方メートル。伝統的な蔵のデザインを踏襲した外観や古民家風の梁を配した勾配天井などが特徴。観光、交流、文化発信の拠点としての機能を持たせる。

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