不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/17

「千葉」駅至近にアパホテル。県内5件目

「アパホテル<千葉駅前>」

 アパホテル(株)は17日、「アパホテル<千葉駅前>」(千葉市中央区、客室数259室)を開業した。千葉県内で5件目のアパホテル。

 JR「千葉」駅徒歩2分、千葉都市モノレール「千葉」駅および京成千葉線「京成千葉」駅徒歩4分に立地。都内への好アクセスに加え、成田空港へも乗り換えなしでアクセスできることから、ビジネスのみならず国内レジャー、インバウンド等幅広い宿泊需要を見込む。

 建物は鉄骨造地上14階建て。客室はスタンダードルーム258室、デラックスツインルーム1室。全室禁煙とし、ベッド下収納スペースを確保。快眠性向上なども図った「Cloud fit Grand(クラウドフィット グラン)」も導入した。デスクにはほぼ全世界のプラグに対応するユニバーサルコンセントを設置した。利用者アンケートの声を反映し、客室トイレの温水洗浄便座に暖房機能を追加している。全室に50型以上の大型液晶テレビを導入。画面上には管内案内を集約表示する「アパデジタルインフォメーション」、利用者のスマホからYouTubeの動画や写真などをテレビに映せるミラーリング機能なども搭載した。

 1階には(株)マンネット(東京都渋谷区、代表取締役:関 道博氏)がレストランを出店し、朝食・昼食・夕食を提供する。全予約経路対応のチェックイン機やルームカードキーを投函するとリアルタイムでチェックアウト処理ができるエクスプレスチェックアウトポストも設置するなど、ITを導入した時間短縮・省力化の取り組みも実施する。

 同日会見したアパグループ代表の元谷 外志雄氏は、「アパホテルネットワークは、建築・設計中のものを含めると640ホテル・10万576室という全国最大規模に成長した。現在は新型コロナウイルスの影響で稼働率が大幅に下がり苦しい状況だが、これはあくまで一過性のもの。資金も余裕があり、低稼働率がしばらく続いても経営的には問題がない。今後経営が立ち行かなくなるホテルが出てくることが考えられるが、当社のFCに加入してもらう、当社で買収するといった機会が発生するかもしれず、ピンチをチャンスにできる」と語った。

客室には50型以上の大型液晶テレビを設置。館内案内を集約表示するほか、ミラーリング機能なども搭載

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