不動産ニュース / 開発・分譲

2020/3/27

草津の複合再開発を竣工/旭化成不レジ

「Cross Avenue(クロスアベニュー)草津」外観

 旭化成不動産レジデンス(株)は26日、JR「草津」駅徒歩3分の立地で開発を推進してきた「北中西・栄町地区第一種市街地再開発事業」(滋賀県草津市)が竣工、再開発ビルの名称を「Cross Avenue(クロスアベニュー)草津」に決定したと発表した。

 「クロスアベニュー草津」は、「草津市中心市街地活性化基本計画」の一つに位置付けられ、若い世代の定住促進、高齢者への介護・医療の充実を図り、コンパクトシティを目指したビル。同社が開発した分譲マンション「アトラスタワー草津」(総戸数265戸)を中心とする、鉄筋コンクリート造26階建ての高層棟と、サービス付き高齢者向け住宅「ここあ草津ステーション」(総戸数39戸)を中心とする、鉄骨造4階建ての低層棟で構成する。敷地面積は5,708.89平方メートル、延床面積は4万227.86平方メートル。高層棟1・2階と低層棟1階には、飲食店など23店舗が入居する予定。沿道には人々が交流できるオープンスペースを整備し、災害時の緊急車両用の空地としても活用する。

 分譲マンションは、2月27日の竣工を前に完売。専有面積は91.76~135.88平方メートル、間取りは2LDK~4LDK。3,798万~1億1,998万円で販売された。購入者は、草津市内の人以外に、周辺都市の人も約6割を占め、年齢層は20~60歳代と幅広く、購入者の約51%がすでに持ち家のユーザーだった。3月27日より引き渡しする予定。
 商業・サービス施設は4月上旬より随時オープン、サ高住は5月1日の開業予定で、現在は入居者を募集している。

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有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。