不動産ニュース / リフォーム

2020/4/3

リノベマンションにテレワークスペース

洋室内に集中して机に向かえるスペースを設置した「コモリワーク」

 (株)コスモスイニシアは、(株)リコーの「価値創出プログラム」と住空間×働き方をテーマに共創。発案されたアイディア「コモリワーク」と「ドマワーク」を、同社のリノベーションマンション2件で採用し、2020年3月に竣工した。

 同プログラムは、リコーが、新規事業の創出に向けデザイン思考のメソッドを用いて社内外で展開している取り組み。働き方改革が進んだ昨今、「仕事」と「プライベート」との区別が緩やかになっていることから、両社は「家の中で仕事に集中する」ことと「仕事以外の空気に触れ、気分転換や着想を得る」ことを両立させる住まいの実現に向け、調査とワークショップを実施。発案された15のアイデアと抽出された潜在的な要望をもとに、「コモリワーク」「ドマワーク」の2つのアイディアを採用、具現化した。

 「コモリワーク」は、"家の中にこもれる空間がある"をコンセプトに、リビング・ダイニングにつながる洋室に、家族と程よい距離感を保ちながら集中して机に向かうことができるスペースを設置。横になることができる程度の広さ(約0.8畳)を確保し、空間を立体的に活用して高い視点から室内や窓の外の様子を眺められるようにしているほか、下部には収納スペースも設けた。
 「仕事」「プライベート」の両面で活用できるリコーの超短焦点プロジェクター(別売)も採用。同プロジェクターは、ガラスの両面に映像を映し出すことができ、「仕事」の場面ではビデオ会議やオフィスのライブ映像の投影が可能で、「プライベート」では洋室側から映画を見てゆっくりするなどの多様な使い方ができる。
 採用した物件は「エド・コモン西早稲田」(東京都新宿区、総戸数43戸)で、住戸は間取り2LDK+S(納戸)、専有面積67.69平方メートル。販売価格は5,980万円。

 「ドマワーク」は"家の中に外がある"をコンセプトに、住まいの中の仕事場として、玄関と一体となる土間のような空間を設けた。リビングの扉を境に床の素材を切り変えることで「住まい」と「仕事場」の境界を演出し、仕事に集中できる環境を実現。複数名でも作業しやすい広さも確保した。その一方で、「ドマワーク」とキッチンの間に窓を設けることで、「住まい」とも緩やかなつながりも持たせている。
 打ち合わせや社外との連携に活用できるよう、ディスプレイに直接文字を書き込んだり、遠隔で画面をリアルタイムに共有することができる「リコー インタラクティブホワイトボード(電子黒板)」(別売)も用意した。
 採用した物件は「晴海アイランドトリトンスクエアビュータワー1号棟」(東京都中央区、総戸数624戸)で、住戸の間取りは1LDK+S(納戸)、専有面積:55.27平方メートル。販売価格は5,480万円。

「コモリワーク」内。空間を立体的に活用
玄関と一体となる、仕事場として活用できる空間「ドマワーク」

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「『住まいの資産価値向上意識』を高めたい!」を更新しました。住まいを長持ちさせるためには大切な「外壁塗装」。しかし、家の中の手入れやリフォームと比較し、外壁のメンテナンスがおろそかになるユーザーは少なくありません。今回は住まいの資産価値向上に対するユーザーの意識を高めるため、省エネ性や快適性に寄与する「性能向上リフォーム(内窓施工)」と外壁塗装を組み合わせた提案を開始した、創建ペイントの取り組みを紹介します。