不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2020/5/15

戸建関連事業が順調/オープンH20年9月期2Q

 (株)オープンハウスは15日、2020年9月期第2四半期決算(連結)を発表した。

 当期(19年10月1日~20年3月31日)の連結売上高は2,619億2,200万円(前年同期比7.9%増)、営業利益270億3,700万円(同13.6%増)、経常利益260億9,300万円(同17.6%増)、当期純利益181億3,800万円(同12.4%増)となった。

 戸建関連事業は、新築マンションの価格上昇および販売戸数減少により、都心部の戸建住宅の需要が高まり、業績が順調に推移。仲介(オープンハウス)では、新規1店舗を開設し6都県、計44店舗で営業を展開。仲介契約件数は3,013件(同18.6%増)に上った。

 (株)オープンハウス・ディベロップメント(OHD)では、新築戸建て分譲が1,296棟、土地分譲が1,271棟。これらの結果、売上高1,864億6,700万円(同13.0%増)、営業利益208億9,600万円(同39.2%増)だった。

 マンション事業は、販売戸数132戸と、前年同期を下回ったものの事業は計画通りに進捗。売上高85億3,300万円(同58.9%減)、営業損失4,700万円(前年同期:営業利益33億500万円)となった。

 収益不動産事業は、事業法人、富裕層が投資対象とする賃貸マンション、オフィスビル等に対する需要は高く、販売は順調に推移。一方、新型コロナウイルス感染症の影響で、たな卸資産の一部について、販売可能額が帳簿価額を下回ったことから、保守的に評価損18億8,700万円を売上原価に計上した。その結果、売上高550億3,100万円(前年同期比18.1%増)、営業利益55億3,600万円(同12.8%増)。

 通期の業績予想については、(株)プレサンスコーポレーションの株式取得に伴う負ののれんの計上および持分法投資損益を計上する一方、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う影響等を織り込み、業績予想を修正。連結売上高5,700億円(前回発表比5.0%減)、営業利益620億円(5.3%減)、経常利益770億円(同22.2%増)、当期純利益590億円(同33.8%増)。

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