（株）帝国データバンクは4日、「新型コロナウイルスの影響による上場企業の業績修正動向調査（6月3日時点）」結果を発表した。適時開示情報を発表した上場企業のうち、新型コロナウイルスの影響を含む要因によって業績予想を下方修正した企業を集計。前回（5月28日発表）に続いて14回目の調査。
業績予想を下方修正した企業は累計で728社（前回調査比27社増）。売上高の下方修正額の合計は、約5兆873億円（同約1,126億2,400万円増）に及ぶ。
業種別にみると、製造業が累計で238社、サービス業140社など。不動産業は14社、建設業は4社が下方修正している。
新型コロナウイルス感染拡大に収束のめどが立たない中、全国で関連倒産（4日14時時点：216件）も相次いでおり、影響の拡大が今後も懸念されるとしている。
