不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/6/9

首都圏新築木造戸建て価格、3ヵ月ぶりに上昇

 (株)東京カンテイは9日、2020年5月の主要都市の新築木造一戸建て住宅平均価格動向を発表した。調査対象は、敷地面積100~300平方メートル、最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内もしくはバス20分以内、木造で土地・建物とも所有権の物件。

 首都圏の平均価格は3,771万円(前月比0.5%上昇)と、3ヵ月ぶりに反転上昇となった。都県別では、東京都が4,388万円(同2.3%下落)と3ヵ月連続の下落。神奈川県は4,086万円(同1.8%上昇)、千葉県3,209万円(同2.7%上昇)、埼玉県3,384万円(同1.6%上昇)と、いずれも反転上昇した。分譲戸数が大きく減少し、新型コロナウイルス流行の影響が引き続き見られる中、価格下落には一服感が出たとみられる。

 近畿圏の平均価格は3,196万円(同2.0%上昇)と、3ヵ月ぶりに反転上昇。府県別では、大阪府が3,549万円(同3.6%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇した。兵庫県は3,041万円(同1.1%下落)と2ヵ月連続下落、京都府は3,717万円(同6.9%上昇)と3ヵ月ぶりに反転上昇。主要府県の価格は上昇に転じた。分譲戸数は前月比15~20%の範囲で大きく減少した。

 中部圏は3,077万円(同0.9%下落)と2ヵ月連続の下落。愛知県は3,263万円(同0.6%上昇)と反転上昇した。

 福岡県は3,122万円(同0.9%上昇)と反転上昇。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

一戸建て

独立した一軒の家屋がひとつの住戸となっている住宅。「戸建て」も同じ意味である。これに対して、複数の住戸で構成される建物を「集合住宅」「共同住宅」という。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆