不動産ニュース / 開発・分譲

2020/6/17

羽田空港跡地の再開発複合施設、7月3日に開業

「HANEDA INNOVATION CITY」イメージ

 鹿島建設(株)や大和ハウス工業(株)など9社が出資する羽田みらい開発(株)は、羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第1期事業)において開発を進めている大型複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」(HICity(エイチ・アイ・シティ))を7月3日に開業する。

 京浜急行電鉄空港線・東京モノレール「天空橋」駅直結。開発地は、敷地面積約5.9ha。建物は地上11階地下1階建てで、延床面積は約13万1,000平方メートル。

 羽田みらい開発と東京・大田区が官民連携で開発する“先端”と“文化”の2つをコア産業とするまちとして位置付けて開発。羽田空港に隣接し、国内外への情報発信に優位な立地を最大限に生かし、新たな体験や価値を創造・発信する未来志向のまちづくりを推進してきた。
 テスト路併設の「先端モビリティセンター」や、医療・研究施設と滞在施設を備えた「先端医療研究センター」のほか、ラボ、カンファレンスルーム、ライブホール、水素ステーション等多彩な施設を整備する。

 共用空間は、各建物を結ぶイノベーションコリドーに日本庭園の配植をベースにした植栽を実施したほか、モダンアートの要素を加えた空間とした。屋上には足湯デッキも整備している。

 また、新業態に取り組む店舗や日本初出店舗などが出店し、デジタルアートの活用や没入型の演出、最新MR技術によって日本文化の体感ができる体験型商業施設や、ここでしか体験できない戦闘機のフライトシミュレーターでの飛行体験等、船体技術と日本文化に触れることができる店舗を集めた。

 その他、日本の食文化・郷土料理を楽しめる飲食店や大田区の人気店もテナントも出店する。

記事のキーワード 一覧

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年4月号
市場を占う「キーワード」
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/3/7

「海外トピックス」を更新しました。

飲食店の食べ残しがSC内の工場で肥料に!【マレーシア】」配信しました。

マレーシアの、持続可能な未来に向けた取り組みを紹介。同国では、新しくビルを建設したり、土地開発をする際には環境に配慮した建築計画が求められます。一方で、既存のショッピングセンターの中でも、太陽光発電やリサイクルセンターを設置し食品ロスの削減や肥料の再生などに注力する取り組みが見られます。今回は、「ワンウタマショッピングセンター」の例を見ていきましょう。