不動産ニュース / 開発・分譲

2020/6/24

アパ、大森駅前に全347室のホテル開業

「アパホテル<大森駅前>」外観

 アパグループ(株)は24日、「アパホテル<大森駅前>」(東京都大田区、客室数347室)を開業した。

 同施設は、JR京浜東北線「大森」駅徒歩1分に立地。鉄骨造地上14階建て。1階にはコンビニエンスストアを誘致。2階には、宿泊者専用の人口温泉大浴場を設置した。自動チェックイン機、エクスプレスチェックアウト機による省人化も図っている。

 客室はスタンダートルーム(11平方メートル)346室とデラックスツインルーム1室(22平方メートル)。標準宿泊料金は、スタンダードルームが1泊1万8,000円~、デラックスツインルームが同5万円~。

 同日会見したアパグループ代表の元谷 外志雄氏は「東京オリンピック・パラリンピックは延期となったが、今年は予定通り20棟6,900室の開業ラッシュとなる。新型コロナウイルスの影響で、宿泊客の3割を占めていたインバウンドがほぼゼロとなり稼働率は20%まで落ち込んだが、6月末までの期間限定で1泊2,500円で貸し出し、ほぼ満室となった。1度利用してもらえば新たな顧客となる。主要顧客のビジネスマンは減っておらず、テレワーク需要も増えた」とした。また現在、8ホテルを1棟単位で自治体に貸し出し、約1,100室が新型コロナウイルス無症状者、軽症者に利用されていることも明らかにした。

 同ホテルの開業で、23区内のアパホテルは59棟1万3,591室、開発中のホテルを含めたアパホテルネットワーク(FC含む)は656棟10万1,402室となった。「インバウンドの減少は一過性のもの。10年20年の長い目でみれば、観光業・宿泊業は成長産業。今後も、常に先進機能を付加し改良を続け、2025年3月までに全国15万室のネットワークとしたい」(元谷氏)。

スタンダードルーム室内
宿泊客専用の大浴場

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