三井不動産（株）は3日、三井デザインテック（株）と三井不動産リフォーム（株）とを統合し、10月1日に新たに「三井デザインテック（株）」としてスタートすると発表した。
人口減少やテクノロジーの進化、さらには新型コロナウイルスの感染拡大による従来の働き方・暮らし方の見直しといった環境変化に対応し、暮らしやビジネスライフにおける横断的なデザイン力の強化と、不動産ストック活用に向けた体制強化が重要だと判断。オフィスやホテルといったビジネス分野のデザイン・リニューアルを手掛ける三井デザインテックと、戸建て・マンションのリフォーム等を手掛ける三井不動産リフォームを統合することで、こうした変化への対応力を育てる。
新会社では、オフィスやホテルの空間デザイン、マンション・オフィスのコンバージョン等を手掛ける「スペースデザイン事業」、マンションモデルルーム・共用部のデザイン、家具・インテリアの企画提案を行なう「インテリアデザイン事業」、個人をターゲットとした住まいのリフォームを手掛ける「リフォーム事業」を三本柱として事業展開。両社が持つ実績やノウハウを生かし、事業領域や事業規模の拡大を目指す。
新会社の本社は、当面東京都港区芝3-2-18 NBF芝公園ビルに置き、21年度上期に移転する予定。資本金は5億円。代表取締役社長には現・三井デザインテック代表取締役社長の檜木田 敦氏、取締役会長に三井不動産リフォーム代表取締役社長の井上 徹氏が就任する予定。
