不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/7/15

20年上半期の首都圏マンション、コロナ禍で大幅減

 (株)不動産経済研究所は15日、2020年上半期(1~6月)および6月度の首都圏マンション市場動向を発表した。

 同期のマンション発売戸数は7,489戸(前年同期比44.3%減)とコロナ禍で大幅に減少。上半期としては、初めて1万戸を下回った。地域別では、東京都区部3,845戸(同29.6%減)、東京都下761戸(同40.5%減)、神奈川県1,562戸(同53.3%減)、埼玉県498戸(同74.8%減)、千葉県831戸(同40.1%減)と全エリアで激減した。

 初月契約率の平均は68.3%(同1.8ポイント上昇)と上昇。1戸当たりの平均価格は6,671万円(同8.7%上昇)、1平方メートル当たりの平均単価103万1,000円(同13.7%上昇)と、いずれも上昇した。

 即日完売は14戸で、発売戸数の0.2%だった。

 6月の発売は1,543戸(同31.7%減)。月間契約率は73.2%(同7.3ポイント上昇)となった。1戸当たりの平均価格は6,389万円(同7.1%上昇)、1平方メートル単価は96万9,000円(同5.4%上昇)。

 即日完売はなし。販売在庫は7,389戸(同49戸減少)。7月は1,500戸の発売を見込む。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

マンション

日本におけるマンションは、一般的には、鉄骨コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造で、3階建て以上の分譲共同住宅・賃貸共同住宅を指している。ただし、賃貸共同住宅の場合にはPC造・重量鉄骨造であっても、マンションと呼ばれることがある。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。