不動産ニュース / その他

2020/8/11

日鉄興和不、住民間のシェアリングエコノミーを支援

「シェアコム」イメージ画像

 日鉄興和不動産(株)は7日、同社が運営するシングルライフのための暮らし・住まいの研究所「+ONE LIFE LAB」(プラスワンライフラボ)とSNSエンジンの提供等を行なう(株)カスタメディアとで分譲マンションの住民間で利用するシェアリングエコノミーツール「シェアコム」を開発したと発表した。

 分譲マンションの住民同士によるモノの貸し借りや売り買い、スキルのシェアリングを行なうためのプラットフォームを提供する。モノやスキルを「貸したい・売りたい」「借りたい・買いたい」案件を登録・検索する機能のほか、チャット機能、相互評価機能等を用意。コミュニケーションをサポートすることで、知らない相手と取引する不安や、条件の不一致によるトラブル等を防ぐ。

 プラスワンライフラボが20~60歳代の男女1,000人を対象に実施した「マンションの共用部・シェアリングサービス調査」の結果を基に開発したもの。同調査では、モノのシェアリングについて、取引相手が同じ近隣住民の場合は抵抗感が約1.5割軽減される、といった結果が出ていた。

 日鉄興和不動産が12月に分譲を開始する「リビオレゾン松戸ステーションプレミア」(千葉県松戸市、総戸数112戸)へ導入する予定。敷地面積約740平方メートル、鉄筋コンクリート造地上15階建て。竣工は2022年2月、入居開始は同年3月。
 宅配ボックスの一部をシェアボックスとすることで、同サービスの利用、シェアリングの促進をサポートする。

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シェアリングエコノミー

空き状態にあるモノや技能の個人間の貸し借りを、情報通信システムを活用して仲介するサービス。英語でSharing economy。

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