三井不動産（株）とANAグループのavatarin（株）（東京都中央区、代表取締役CEO：深堀 昴氏）は19日、アバターを通じて世界中から参加できる新しい形のイベント開催を目指し、「avatar MICE」の実証を開始すると発表した。
「avatar MICE」とは、既存カンファレンス施設とアバターを組み合わせ、新しい形式でMICEの開催を目指すもの。現行のオンライン会議ツールでは実現が難しい新しい形のイベントの実現を推進する。
実証の第1弾は、金融庁と（株）日本経済新聞社が主催するイベント「BG2C FIN／SUM BB」で実施する。24・25日に、「室町三井ホール＆カンファレンス」（東京都中央区）で実施予定の一部セッションにおいて、会場にavatarinが独自開発した普及型コミュニケーションアバター「newme（ニューミー）」を設置。新型コロナウイルスの影響によりリアルに集うことが困難な状況下でも、参加者には遠隔でのセッション参加やネットワーキングの機会を、メディアパートナーには遠隔での囲み取材の機会を提供する。
今後、両社は日本橋エリア内における各種カンファレンス施設において「avater MICE」を導入。イベント主催者がインフラとしてアバターを活用することのできるカンファレンス施設として整備していく。
