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大和ハウス工業（株）は9月1日、重量鉄骨ラーメン構造3階建ての自由設計住宅商品「skye3（ スカイエスリー）」を発売する。
2015年10月に発売した「skye（3・4・5階建て）」向けに開発した「DRF（Daiwa Rigid Frame（ダイワリジッドフレーム）） 構法」を3階建て専用にリニューアル。柱と梁の接合部分を鋼板で補強し、特殊高力ボルトで接合することで、強固でシンプルな構造躯体を実現。柱間隔は最大6m37cmまで広げることができるため、大開口・ 大空間の提案を可能とし、プラン自由度を高めるとともに、設計・生産・ 施工の効率アップを実現した。
各階の天井高については、最大2m72cmを確保できる仕様に。2層を吹き抜けにした場合、 約6mの高さを実現できるほか、天井まで達するサッシやドア等を採用するとともに、 屋内外の段差をなくし、 内外連続した床でつながるバルコニー空間とすることで、 縦横ともに最大限の広がりを創出する。
限られた土地でも対応できるよう、これまでの同社最小モジュール22. 75cmに加えて、業界最小サイズの約11.5cmを追加。建物が近接するような狭小地において、 隣地境界線との距離が30cmでも施工できる「狭小無足場工法」を採用している。
そのほか、「Σ形制震パネル」を搭載し、高い耐震性を確保したほか、外張り断熱通気外壁によりZEH基準の断熱性能を実現した。
アフターサービスとして、構造・防水初期保証30年を付与。有料メンテナンス工事の実施により60年まで延長可能とした。
首都圏、大阪、名古屋をはじめ、全国の主要都市で展開。土地所有者や建て替え検討者がターゲット。モデル価格は、134.31平方メートルの場合、 坪当たり89万9,000円。販売の目標は、初年度が年間350棟、21年度が500棟。
31日に会見を行なった同社取締役常務執行役員の大友浩嗣氏は「3階建て戸建住宅市場は堅調に推移しており、さらなる顧客獲得のため、4年前より商品開発を行なってきた。重量鉄骨ラーメン構造の良さを残しながら設計の自由度を高め、さまざまな狭小地に対応したプランが最大の特徴」と述べた。
