不動産ニュース / 開発・分譲

2020/9/23

2物件で「テレワークモデル」を提案/東急不

「ブランズシティ世田谷中町」に設置したコックピッド型ワークスペースイメージ
リビングに面した洋室には子供と大人が並んで勉強や仕事ができるスペースを用意

 東急不動産(株)は23日、「ブランズシティ世田谷中町」(東京都世田谷区、総戸数252戸)と「ブランズ浦和別所沼公園」(埼玉県さいたま市、総戸数74戸)の2物件で、「テレワークモデル」のモデルルームを開設した。

 コクヨ(株)と共同開発した在宅ワーク向けオプション家具を備えたモデル。限られた居住スペースの中で、収納や家具にワークスペースを組み込むことで、住戸内の建具やフローリングとカラーの統一性を持たせ、居住性を損なわないインテリア性の高いワークスペースの提案を目指した。開発にあたって、週2日以上テレワークを実施しているマンション居住者を対象にインタビューを実施。「小さくてもいいから仕事モードに入れるスペースがほしい」「家族がいるリビングでは音が気になってオンライン会議に参加しにくい」「家の中で気分転換しながら仕事がしたい」といった声に着目し、開発に反映させている。

 「ブランズシティ世田谷中町」では、「ワークベースのある家」をテーマにモデルルームを企画。集中力を高めて仕事をする際におすすめのワークスペースとして、寝室の壁面収納内に、コクヨと共同開発したコックピット型のワークスペースを設置した。オンライン会議を快適に行なうことができるよう、壁面と天井には吸音パネルを採用し、上部にはブース内を明るく照らすLED照明を、正面の壁には、メモを貼ったり、付属のスマホスタンドを使えばテレビ会議も行えるマグネットボードを導入した。

 リビングに面した洋室には家族が利用用途や気分に合わせて利用できるワークスペースも用意。コクヨ(株)がオフィス向けに開発した高さ調整が可能なデスクを2台用意し、子供と大人が並んで勉強や仕事ができるように、また気分に合わせて立ちながらの仕事もできるようにした。

 「ブランズ浦和別所沼公園」では、「ワークシーンをえらぶ家」をテーマに、リラックスしながら仕事ができる場としてデイベッド型のワークスペースを製作。USBコンセントや、音の反響を軽減する吸音パネルも採用し、下部には引き出し収納も付けている。

 その他、リビングは、可動式のパーテーションパネルでゾーンを分けることで、夫婦ともに在宅の場合に緩やかなプライベート性を持たせ、ダイニングテーブルには集中できるよう周囲を囲む折り畳みブースも設置している。

「ブランズ浦和別所沼公園」のデイベッド型ワークスペースイメージ

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

座談会「事故物件に立ち向かう」

掲載誌はこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。