不動産ニュース / 開発・分譲

2020/10/1

CRE事業で賃貸住宅と福祉施設を竣工/パナH

「豊和工業西地区開発プロジェクト」鳥瞰図

 パナソニック ホームズ(株)は29日、CRE案件「豊和工業西地区開発プロジェクト」(愛知県清須市)を竣工した。

 豊和工業(株)の工場に隣接する遊休地の有効活用提案として、賃貸住宅と有料老人ホームを開発した。開発地は名鉄線「須ヶ口」駅から徒歩2分。敷地面積約7,790平方メートル。

 賃貸住宅は3階建て3棟編成で総戸数は51戸。有料老人ホームは2階建て総戸数30戸。いずれも制震技術を採用したHS構法・制震鉄骨軸組構造に。外壁にも耐久性の高い光触媒タイルを用いた。

 賃貸住宅は、全戸にインターネット光回線を採用し、入居者は無料でインターネットを利用できる環境を整備。スマートフォンのアプリを通して照明・エアコン・給湯器の操作ができるIoT技術を導入した。豊和工業の地域貢献に対する思いを反映し、災害時には地域住民の避難場所として活用できるよう計画。太陽光発電と蓄電池システムを整備し、蓄電池一体型の街路灯やかまどベンチも設置している。

 グループ会社のパナソニック ホームズ不動産(株)が、運用面をサポート。賃貸住宅の管理に加え、有料老人ホームを30年間一括で借り上げて運営事業者にサブリースする「ケアリンクシステム」を活用する。

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サブリース方式

賃貸住宅管理業の実施方法の一つで、事業者が、転貸を目的に住宅の所有者から住宅を賃借し、併せてその住宅の管理業務を受託する方法。転貸目的の賃貸借契約が「マスターリース契約」、住宅の管理を受託する契約が「管理受託契約」で、サブリース方式はこの二つの契約を同時に締結することになる。

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