不動産ニュース / ハウジング

2020/10/13

エネルギー自給自足型住宅を発売/積水化学

「スマートパワーステーションFR GREENMODEL」外観イメージ

 積水化学工業(株)住宅カンパニーは、エネルギー自給自足型住宅「スマートパワーステーションFR GREENMODEL」を、24日より全国で発売する。

 同商品は、平均的な延床面積で、通常の約2倍となる大容量の太陽光発電システム(PV)・蓄電池を兼ね備えた最新モデル。新生活様式で在宅時間が増え消費電力が増す中、PVで発電した電気を昼間に使い、余った電気を蓄電池に自動で充電。貯めた電気を夜に使うことで、無理せず自然エネルギー中心の暮らしを実現する。

 PV、蓄電池どちらも大容量のため、年間に使う総消費電力量の大半を太陽光で賄うことができる。さらに、コンサルティング型ホームエネルギーマネジメントシステム「スマートハイムナビ」に、太陽光エネルギーの利用率が一目で分かる「GREENメーター」を新たに導入する。顧客は快適に暮らしながら、温暖化抑制にも貢献できる。

 停電時でも太陽光さえあればPVで発電し、蓄電池に貯めるため、昼も夜も電気が使え、食事や家事などの不安なく在宅避難を実現できる。蓄電池は同社製のフィルム型蓄電池を採用。小型かつ大容量(12kWh)で、高耐久、VtoH(電気自動車と住宅を接続し充放電するシステム)の併設も可能。新たにすべてのコンセントや機器が使える「家まるごと仕様」と「屋内2階設置仕様」も追加した。

 販売目標は年間1,500棟を計画。販売価格は3.3平方メートル当たり87万円台~(税別)。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

蓄電池

放電と充電の両方が可能な電池をいう。電池は極と電解質で構成され、化学反応によって電流を発生させる(放電する)装置であるが、特定の極と電解質が組み合わさった場合には、放電とは逆方向に電流を流すことによって放電力が回復する(充電する)性質がある。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。