不動産ニュース / リフォーム

2020/12/15

堺市の団地で、リノベプランが決定/大阪公社

「ニコイチ」プランイメージパース

 大阪府住宅供給公社はこのほど、「茶山台団地」(堺市南区、総戸数928戸)で実施する賃貸住戸のリノベーション事業提案競技のプランを選定したと発表した。

 「茶山台団地」は1971年に入居を開始。泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅徒歩約10分に立地。鉄筋コンクリート造5階建て、住戸専有面積は44.98~91.68平方メートル。

 高齢化が進む高経年の団地に単身世帯や若年夫婦、子育て世帯などの若年層を誘引するため、2014年度から公募により建築家などの民間事業者のノウハウを活用した住戸リノベーションを供給。中でも「ニコイチ」(隣り合う2つの住戸を1つにつなぎ合わせ、90平方メートルの空間として大きく形を変えるタイプ)、は、15年度の事業開始以来、累計28プラン・34戸を供給し、人気を得ている。

 今回は、「ニコイチ」「リノベ45」(1住戸リノベーションタイプ)のプランを、事業提案競技により選定するもの。

 6グループから応募があり、審査の結果、(株)ナノメートルアーキテクチャー一級建築士事務所を選定。コンセプトは、「ロの字壁が作る、集いの間と小さな部屋が紡ぎ出すこれからの働き方とくらし」。家族人数の変化やテレワークなどの働き方など、変わりやすい家庭環境に柔軟に対応できるプランを評価した。

 完成は21年5月下旬、入居者募集は同年7月上旬の予定。

この記事の用語

住宅供給公社

勤労者に対する良好な集合住宅の供給等を行なうために、都道府県等が出資し設立した公法人。「地方住宅供給公社法」に基づいて設立、運営される。

続きはR.E.wordsへ

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2024年5月号
住宅確保要配慮者を支援しつつオーナーにも配慮するには?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2024/4/5

「月刊不動産流通2024年5月号」発売開始!

月刊不動産流通2024年5月号」の発売を開始しました。

さまざまな事情を抱える人々が、安定的な生活を送るために、不動産事業者ができることとはなんでしょうか?今回の特集「『賃貸仲介・管理業の未来』Part 7 住宅弱者を支える 」では、部屋探しのみならず、日々の暮らしの支援まで取り組む事業者を紹介します。