不動産ニュース / 調査・統計データ

2020/12/16

コロナ禍の戸建住宅、郊外の建売住宅が堅調

 (株)矢野経済研究所は16日、国内の戸建住宅市場に関する調査を発表。2020年9~10月に戸建住宅関連企業へ直接面談、および文献調査を行なった。対象は、新築戸建住宅(注文住宅、建売住宅、建替住宅)、既存戸建住宅。

 2020年度の戸建住宅市場は、コロナ禍による経済環境の悪化、消費者マインドの低下のほか、年度始めは住宅メーカーによる住宅展示場での営業等が制限されたことから、市場の縮小は避けられない見通しだとした。一方、現在は営業活動が再開していると共に、ウィズコロナを見据えた新たな住宅商品の展開や、リモートワークの普及等で市場ニーズが変化したことで、市場の「底」は脱していくと分析。

 コロナ禍における住宅メーカーの特徴的な提案アイテムとしては、在宅ワークスペースの確保や、換気・空調システムによる空気洗浄、外からウイルスを持ち込ませない工夫等が挙げられる。また、従前からの都心部へのアクセスの良さという利便性へのニーズがある一方、在宅勤務の普及で、広さや快適性を求めるために郊外に戸建住宅を求めるニーズも増加しており、特にハウスビルダーが供給する建売住宅の販売増加につながっている、とした。

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年11月号
再注目の民泊。市場動向、運営上の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/10/1

「海外トピックス」を更新しました。

vol.433 世界遺産都市マラッカの医療ツーリズム環境【マレーシア】」を更新しました。

医療を目的に渡航する「医療ツーリズム」。マレーシアは近年、その医療ツーリズムの拠点として成長を遂げています。今回は、歴史的街区が有名な国際観光地マラッカの病院を取材。多くの医療ツーリストを受け入れている環境について探りました。…続きは記事をご覧ください☆