不動産ニュース / 開発・分譲

2020/12/24

GEMSの料理を気軽に楽しめる2つの新サービス

 野村不動産(株)と野村不動産コマース(株)は24日、コロナ禍による中食ニーズの高まりに対応し、同社が展開する都市型商業施設「GEMS」で新たな取り組みを開始すると発表した。

 「GEMSフードトラック」と「GEMSはしごデリバリー」の2つの新サービスを用意。「GEMSフードトラック」は、同社グループが分譲・管理する住宅や運営管理するオフィス等の敷地内に、(株)メロウ(東京都千代田区)が運営するモビリティショップスペース「SHOP STOP」を設置。そこで「GEMS」に入居する飲食テナントのフード提供を行なうサービス。メロウがフードをGEMS飲食店から買い取り、現地で最終仕上げをし、販売する。飲食店は、あらかじめまとまった食数を固定で買い取ってもらえるため、収支予測が立てやすくなり、安定した収益の確保が可能となる。なお、住宅居住者・オフィスワーカーにとっては、GEMSに入居する多様な専門店の出来立ての料理を気軽に購入できるというメリットがある。

 「GEMSはしごデリバリー」は、飲食店が集積するGEMSの特徴を生かし、各GEMSから3kmの顧客が同一GEMS内の複数店舗の料理を注文できる仕組み。一般的なデリバリーアプリを利用した場合、1店舗につき1回分の配達料が発生するが、今回のサービスでは、同一GEMS内で複数の注文をした場合も、1回分の配達料で利用できるようにする。ユーザーにとっては、低コストで自宅やオフィスにいながらいろいろな店舗を“はしご”するような体験ができる。

 「GEMSフードトラック」サービスは、10月上旬よりプレスタートしており、これまで住宅地で約2,500食を販売したという。「GEMSはしごデリバリー」サービスは、GEMS広尾クロス(東京都渋谷区)で1月よりプレスタートし、順次他のGEMSでも展開していく考え。

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