東急(株)は20日、住宅の間取り変更の選択肢を拡充する企画「イエナカα」を開始すると発表した。
ニューノーマルで住まいへのニーズが大きく変化する中、同社が会員向けに実施したアンケートでは「集中できるワークスペースがほしい」、「家の中でリラックスできる工夫がほしい」といった意見が多く寄せられた。
そこで、同企画では独自性のある間取りの選択肢を拡充。これまでの標準的な間取りに手を加え、ワークスペースや趣味・運動のための空間創出、収納スペースの拡充等を一部有償にて提案する。
従来は標準プランと異なるスペースを追加する場合は、物件購入後にリフォームする必要があったが、同企画を採用した新築マンションでは、多様なニーズに応えるスペースを想定した間取りをメニュープラン「無償セレクト」で提供。併せてリフォーム工事なしでラックの追加やカスタムができるシステムラック(有償)を推奨することで、ライフスタイルの変化に合わせた空間の変更をしやすくしていく。
具体的には、リビング横の1部屋を活用し、ワークスペースとリフレッシュのためのスペースを備えたプランや、玄関横の1部屋分の空間を活用し、玄関からダイレクトにアクセスできる土足OKの土間空間的収納スペースを設けたプランなどを用意する。
2021年春から分譲マンションブランド「ドレッセ」にて同企画メニュープランを導入。また、今後計画する戸建分譲住宅ブランド「ノイエ」でも、購入後に同企画への変更ができるよう、下地等の対応を行なう予定。
さらに既存住宅向けにも、同社が運営する「住まいと暮らしのコンシェルジュ」を窓口として、同企画で実現するリフォーム等を提案していく予定。
