不動産ニュース / 開発・分譲

2021/1/20

ニューノーマルに対応する間取りプランを拡充/東急

 東急(株)は20日、住宅の間取り変更の選択肢を拡充する企画「イエナカα」を開始すると発表した。

 ニューノーマルで住まいへのニーズが大きく変化する中、同社が会員向けに実施したアンケートでは「集中できるワークスペースがほしい」、「家の中でリラックスできる工夫がほしい」といった意見が多く寄せられた。
 そこで、同企画では独自性のある間取りの選択肢を拡充。これまでの標準的な間取りに手を加え、ワークスペースや趣味・運動のための空間創出、収納スペースの拡充等を一部有償にて提案する。

 従来は標準プランと異なるスペースを追加する場合は、物件購入後にリフォームする必要があったが、同企画を採用した新築マンションでは、多様なニーズに応えるスペースを想定した間取りをメニュープラン「無償セレクト」で提供。併せてリフォーム工事なしでラックの追加やカスタムができるシステムラック(有償)を推奨することで、ライフスタイルの変化に合わせた空間の変更をしやすくしていく。

 具体的には、リビング横の1部屋を活用し、ワークスペースとリフレッシュのためのスペースを備えたプランや、玄関横の1部屋分の空間を活用し、玄関からダイレクトにアクセスできる土足OKの土間空間的収納スペースを設けたプランなどを用意する。

 2021年春から分譲マンションブランド「ドレッセ」にて同企画メニュープランを導入。また、今後計画する戸建分譲住宅ブランド「ノイエ」でも、購入後に同企画への変更ができるよう、下地等の対応を行なう予定。
 さらに既存住宅向けにも、同社が運営する「住まいと暮らしのコンシェルジュ」を窓口として、同企画で実現するリフォーム等を提案していく予定。

土間空間的収納スペース等を設けたプラン

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。