不動産ニュース / 開発・分譲

2021/2/22

新大久保駅に「食」がテーマの交流拠点/JR東日本

3階シェアダイニング、4階コワーキングオフィス・ファクトリーキッチンのイメージ

 東日本旅客鉄道(株)はこのほど、JR山手線「新大久保」駅の駅ビルに、フードラボ「Kimchi,Durian,Cardamom,,,(キムチ,ドリアン,カルダモン,,,(略称:K,D,C,,,))」を開設すると発表した。開業は3月28日。

 同社は山手線を起点に、まちの個性を引き出し、まちや人が有機的につながる心豊かな都市生活空間「東京感動線」の創出を目指している。その一環として、同駅ビル3・4階に開設する。同駅は「国際的」なイメージが沿線第1位で、「食」のイメージも強いことから、「食」に関わるさまざまな人が集い楽しむ交流拠点とする。

 3階はシェアダイニング。延床面積180平方メートル。プロ仕様の3つの個別厨房スペースを設置。出店者同士が共有で使用できる客席も備え、独立を志す料理人が腕をふるう場や企業がテストマーケティングを行なう場などを提供する。定期的に食材の生産者やシェフとの食事会、食の知見を深める講座等のイベントも行なう。

 4階はコワーキングスペースとファクトリーキッチン。延床面積310平方メートル。コワーキングスぺースは、シェフ、生産者、ライター、ベンチャー企業など「食」に携わる人を対象とした会員制の施設で、人材育成や起業支援のプログラムを提供する。コミュニティキッチンも併設し、簡単な調理・実験も行なえるようにする。
 ファクトリーキッチンは、各種製造許可を取得する予定で、新商品開発や食品製造に関わる人・企業が、商品を試作し提供できる場とする。

 同社は、グループの資産を活用し、新規販路の開拓や食材の流通支援、フードビジネスの新規事業支援等を実施していく。

この記事の用語

コワーキングスペース

属性の異なる人々が共同で利用し、相互に交流することのできる仕事場。英語のcoworking space。業務のための場所を共有するだけでなく、利用者間の交流が生まれるところに特徴がある。また、交流を促すための行事などが実施される場合もある。

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