不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/3/29

コロナ禍で学生が必要と感じた設備は、ネット回線

 (株)ジェイ・エス・ビーは26日、「コロナ禍での学生ひとり暮らし実態調査」の結果を公表した。調査対象は、同社が運営・管理を行なう全国の学生マンション入居者4,517人。

 コロナ禍、「ひとり暮らしをやめようと思った」学生は、33.6%に上る。その理由は、「オンライン授業の為、実家でも十分足りたから」(57.1%)が1位。「ひとりの自粛生活が気持ち的に辛くなってきたから」(52.6%)、「バイトができず収入が減ったから」(29.2%)と続いた。 

 家にいる時間が増えた分、約8割の学生が生活費が上がったと回答。1位は「電気代」(67.1%)で、「食費」(36.0%)、「ガス代」(26.3%)と続いた。
 一人の時間の過ごし方については、「ネット閲覧」(71.9%)が最も多く、次いで「趣味」(53.5%)、「勉強・課題」(45.5%)、「有料動画サービス」(35.1%)となった。 
 こうした生活を経験し、「ひとり暮らしに必要と思ったもの」については、「Wi-Fi・インターネット回線」(373票)がトップで、多く票を集め、「宅配ボックス」(192票)、「食堂」(51票)が続いた。

 学生マンションに住んでいて良かったと思うポイントは、「食事の提供」(47.0%)、「管理人や管理会社のサポート」(39.7%)、「マンション内に仲間がいる」(33.9%)。対面でのコミュニケーションが減少している中で、「毎日食堂の人の顔を見ることができ、挨拶を交わすことができて良かった」という声も挙がった。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。