不動産ニュース / 開発・分譲

2021/4/13

築地のマンション、テレワーク需要も取り込み好調

「イニシア築地レジデンス」外観

 (株)コスモスイニシアが3月末に竣工・引き渡しを開始した分譲マンション「イニシア築地レジデンス」(東京都中央区、総戸数82戸(事業協力者住戸17戸))が、残り15戸まで販売を進めている。

 同物件は、東京メトロ日比谷線「築地」駅徒歩6分に立地する、地上12階建てのマンション。建設地は、商業ビルや低層住宅等が混在するエリアで、等価交換方式で取得。隅田川や大型の公園も近く、銀座エリアへも徒歩20分前後でアクセスできるのがセールスポイント。

 住戸は、職住近接を志向する単身ユーザー・DINKSをメインターゲットに設定。専有面積約53~75平方メートル、1LDK・2LDKの混在型とした。引き戸を多用し、廊下面積を減らすことで、有効面積を引き上げたプランが特徴。専有面積54平方メートル・2LDKのプランは、スパン5,850mmを確保。連窓サッシで採光・通風に配慮したほか、キッチンを壁付けしてLDKの使い勝手を向上させた。2つの居室はスライドウォールとしてLDK一体の大空間としても使える。浴室の脱衣所と洗面所との間に引き戸を設け、プライバシーにも配慮している。
 また、70平方メートル台の2LDKは、各部屋の独立性を高めたほか、収納率を高め、キッチン面積を広く採るなど、ファミリー層に訴求している。全住戸にディスポーザーと食洗器、全室床暖房、防災備蓄倉庫を設置。居住者向けシェアサイクル7台を用意している。

 現在、先着順で販売している住戸の価格は7,198万~1億1,998万円。坪単価は約450万円。2020年2月から販売を開始したが、コロナにより一時販売を中断。昨秋ごろから反響が上がってきた。主要な購入者は、東京都心勤務の単身女性・男性。大型住戸はDINKS・プレファミリー。東京中心部というロケーションへの評価が高いほか、テレワークに対応するため、「1部屋多い」2LDKを購入する動きもあるという。

54平方メートル・2LDKの住戸。連窓サッシにより採光通風を確保。居室扉は全て引き戸を採用。テレワークで1部屋多く欲しいユーザーに好評だという

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