不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/4/15

立地にこだわったポートフォリオ戦略を推進/HLI

 ヒューリックリート投資法人(HLI)は15日、2021年2月期(20年9月1日~21年2月28日)決算の説明会を開催した。

 当期の業績については14日のニュースを参照。

 期中、外部成長については、コロナ禍も踏まえた資産入替を推進。収益回復に時間がかかる可能性の高い商業施設や今後マーケットが弱含む可能性のある大規模オフィスを譲渡する一方で、安定した収益が見込まれる銀行店舗物件をスポンサーから取得。収益安定性の向上につなげた。内部成長については、新型コロナウイルスを起因とする賃料の一時減額・支払い猶予等の要望が一巡。オフィス区画では賃料減額事例はなく、入居テナントと丁寧な対話を進めることで、賃料増額改定を進めているという。
 次期以降の退去予定区画については、適正賃料での早期埋め戻しを推進していく考え。

 運営会社であるヒューリックリートマネジメント(株)代表取締役社長の一寸木 和朗氏は、「引き続き立地にこだわったポートフォリオ戦略を進めていく」と述べた。

 次期は、営業収益104億4,300万円、営業利益56億3,400万円、経常利益49億1,900万円、当期純利益48億7,300万円、1口当たり分配金3,550円を目指す。

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不動産投資信託のことで、アメリカのREIT(Real Estate Investment Trust)の日本版であることから、JREITと呼ばれる。不動産を買収、賃貸して収益を得る専門の会社(投資法人)または同様の機能を担う信託会社が証券を発行し、金融商品として取引される。

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