不動産ニュース / ハウジング

2021/4/27

家族のつながりに配慮した平屋戸建て/パナソニックH

「カサート 平屋 スキップスタイル」イメージ

 パナソニック ホームズ(株)は27日、平屋戸建住宅「カサート 平屋 スキップスタイル」を発売した。

 近年では平屋建てが増加傾向にあり、従来はシニア層中心だった顧客層で20~30歳代の一次取得者層にシフトしてきている。一方、コロナ禍により自宅を中心にした暮らし方や働き方が普及しつつあり、都市や都市近郊への居住にこだわらない価値観が生まれていることなどを背景に、新商品の開発に至った。

 リビング・ダイニングとつながる室外は、最長3mの深い軒下空間「軒下屋外テラス」の設計が可能。ウッドデッキやテラスを設置し、開放的な室内・室外をシームレスにつなぐことで、リビングとアウトドアを緩やか融合する空間の過ごし方を提案する。

 LDKは、平屋ならではの勾配天井を生かし、天井をより高くし、適度なこもり感を創出する「ダウンフロア」と、在宅勤務や遊びのスペースとして使える「アップフロア」を一つの空間に設けた。縦方向の変化を持たせて視線のレベルを変えることで、‟家族と共にいられる空間“と、‟自分事に集中できる空間”を両立できるようにしている。

 また、リビング・ダイニングは最長約6mの柱スパンや約2.7mの天井高、勾配天井を組み合わせた縦横に伸びる大空間の実現を可能としている。

 さらに繰り返す地震のゆがみを防ぐ耐震性能に加え、万が一地震の揺れにより建物が全壊・半壊した場合は、同社が原状復帰する「地震あんしん保証」も付帯。家の空気を浄化・換気する同社オリジナルの全館空調「エアロハス」や、平屋の屋根面積の広さを生かした、暮らしに必要な電気代を抑えながら停電時にも電気が使える「創蓄連携システム」も用意。在宅の長時間化に伴う高まる健康・省エネのニーズに対応していく仕様とした。

 北海道および一部地域を除く全国で販売する。参考価格は、3.3平方メートル当たり90万円より(標準本体価格・消費税込み)。初年度120棟を目標に販売する。

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