不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2021/5/18

特損計上で赤字に/共立メンテ21年3月期

 (株)共立メンテナンスは14日、2021年3月期決算(連結)を発表した。

 当期(20年4月1日~21年3月31日)は、売上高1,212億8,100万円(前期比28.6%減)、営業損失90億5,700万円(前期:営業利益112億500万円)、経常損失91億1,600万円(同:経常利益124億9,900万円)、当期純損失121億6,400万円(同:当期純利益69億2,700万円)。新型コロナウイルス感染症の感染防止策として一部ホテルや外食店舗を一時休業したこと等による特別損失計上で大幅赤字に。

 主力の寮事業は、14事業所・1,095室を新たに開業。期初稼働率は93.7%(前年比5.0ポイント減)。事業所数は507ヵ所(前期比13ヵ所増・受託除く)、定員4万1,927名(同1,294名増)となったが、売上高464億8,900万円(前期比7.6%減)、営業利益49億300万円(同38.9%減)にとどまった。なお、3月末現在の契約者数は、新型コロナウイルスの影響もあり3万7,906名(前年同期比218名減)。

 ホテル事業は、新たに7事業所をオープンし、事業所数121ヵ所(同変動なし)、客室数1万8,354室(同698室増)に。新型コロナウイルスの影響による稼働率低下で、売上高462億4,600万円(同41.4%減)、営業損失131億3,000万円(前期:営業利益48億5,300万円)となった。

 次期は、売上高1,745億円、営業利益40億円、経常利益34億円、当期純利益16億円を見込む。

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