不動産ニュース / イベント・セミナー

2021/5/26

「コロナが伝えたいこと」をテーマにセミナー/女性塾

 不動産業に携わる女性経営者や実務経験者を中心に組織する(一社)不動産女性塾(塾長:北澤商事(株)代表取締役会長:北澤艶子氏)は25日、オンラインセミナーを開催。昨年、地方創生大臣賞を受賞した大里綜合管理(株)代表取締役会長の野老(ところ) 真理子氏が「コロナウイルスから人類への手紙」をテーマに講演した。

 冒頭、北澤塾長は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、スペインかぜ以来の100年に一度の危機。決して甘く見てはいけない。この出来事は、コロナが私たち人類にどんなことを伝えているのかについて真剣に考える機会を与えてくれていると感じている。そこから学び、コロナを克服するまで皆でがんばっていきたい」と挨拶。

 大里綜合管理は、千葉県九十九里エリアで300を超える地域活動を実施してきた。道路や駅のトイレ清掃、同社で開催するコンサート、レストラン・塾の運営などを展開。長年にわたり地域に貢献してきたことが評価され、地方創生大臣賞受賞に至った。

 野老氏は、東日本大震災発災時から被災地支援も行なっており、「東日本大震災は、私たちに日本で生きることの覚悟を教えてくれた。コロナから学ぶことも多い」と言及。「『コロナだからできない』ではなく『コロナだからできることがある』と考えを変え、発生当初から社内で話し合ってきた。社内コンサートも、間を空けて座席を確保することで、いつもよりゆったりと音楽を楽しむことができる。コロナがなかったら、このような“豊かさ”に気付くことができなかったかもしれない」と話した。「目先の利益を追求するのではなく、本当の豊かさとは何かに焦点を当て、大切なことは何か、私たちに何ができるかを考えながら、仕事と地域活動に取り組んでいきたい」(同氏)。

記事のキーワード 一覧

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年5月号
「事故物件」、流通の課題は?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/4/21

「記者の目」を更新しました

有事に立ち向かうエリアマネジメント」を公開しました。

エリアの価値向上に大きく寄与する複合開発。住宅や商業施設、公共施設、教育施設や図書館、クリニックなどが一体的に整備されることで、再開発されたエリア内で日常生活が完結できるような、利便性の高い生活環境が整うケースもありますが、その規模感の大きさから有事の際に全体が連携できるのかといった懸念も…。今回は、オフィスビル・賃貸マンション・分譲マンションの3棟からなる複合開発「MEGURO MARC」を取材。防災対策の本音を調査しました。