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2021/9/1

「大名古屋ビル」、100%再エネ電力に/三菱地所

 三菱地所(株)は、同社所有のオフィス兼商業ビル「大名古屋ビルヂング」(名古屋市中村区)において、8月より全電力をCO2フリーの再生可能エネルギー由来電力(再エネ電力)にしたと発表。中部エリアの大規模オフィスビルでは初となる。

 同社グループでは、重要な経営のテーマの一つとして「気候変動や環境課題に積極的に取り組む持続可能なまちづくり」を掲げ、CO2削減目標や再エネ電力比率目標等を策定している。今回は、これらの目標達成に寄与する取り組みとなる。

 同ビルの電力使用量(2020年度実績値)は約1万5,000MWh(一般家庭で約3,700世帯分)。再エネ電力導入によるCO2削減量は年間約6,500tに相当する。
 今回導入する再エネ電力は、中部電力ミライズ(株)の「RE100」(事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達することを目指す国際的イニシアチブ)対応の電力。同ビルで使用する電力全量を切替対象とすることから、入居企業は自社で再エネ電力を利用していることが認められる。

 同社グループは、丸の内エリアの所有物件を中心に、再エネ電力の導入を進めている。21年度の再エネ電力比率は約30%に達する見込みで、30年までの中間目標を前倒しで達成する予定。

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再生可能エネルギー

短期間に再生し、あるいは消滅しない燃料源から取り出されるエネルギーをいう。そのような燃料源として、太陽光、風、流水、植物・バイオマス、地熱などがある。

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