不動産ニュース / 開発・分譲

2021/9/9

新築Mの住戸単位でCO2排出量を見える化

 三菱地所レジデンス(株)は9日、購入検討者等に配布している「マンション家計簿」をリニューアルし、住戸ごとのCO2排出量を記載する取り組みをスタートすると発表した。

 「マンション家計簿」は2013年、「ザ・パークハウス」の環境性能の伝達、省エネ行動の喚起を目的に制作。住戸ごとの年間の冷暖房費や光熱費を算出し、省エネルギー性能をランニングコスト(円)で表示している。これまで200物件以上で配布してきた。

 今回のリニューアルでは、従来のランニングコスト提示に加え、住戸ごとのCO2排出量を3段階に色分けして表示。同物件に居住するとどの程度CO2が削減できるのか「杉が1年間で吸収する量」「車での移動距離」などに置き換えて説明する。住戸ごとの光熱費表示、CO2排出量の記載ともに業界初の取り組み。

 そのほか、CO2削減につながる暮らし方提案、高い断熱性能の重要性などについても情報発信していく。

 8月21日よりオンライン事前案内会を開始した「ザ・パークハウス 石神井公園テラス」(東京都練馬区、総戸数86戸)より導入していく。同物件は西武池袋線「石神井公園」駅徒歩8分に立地。敷地面積4,969.14平方メートル、鉄筋コンクリート造地上3階地下1階建て。住戸の間取りが2LDK・3LDK、専有面積が67.45~81.56平方メートル。販売開始は11月、竣工は2022年6月の予定。

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