不動産ニュース / 開発・分譲

2021/9/17

秩父の活性化へ古民家生かした宿泊施設/西武P

改修後の「小池煙草店」のイメージ。客室と飲食店で構成する計画

 (株)西武プロパティーズは16日、同社が出資する(株)秩父まちづくりを介し、秩父エリアの歴史的建造物や古民家の再生・活用を通じた地域活性化の推進に取り組むと発表した。

 秩父まちづくりは同社の他、(一社)秩父地域おもてなし観光公社、(株)NOTE、三井住友ファイナンス&リース(株)(SMFL)が出資している。秩父市と連携して、空き家の増加や人口流出による山間集落の過疎化等の地域課題を解決する狙い。西武プロパティーズは事業全体の支援や、同社グループとの連携および情報発信を担う。

 取り組みの初弾として、西武鉄道「西武秩父」駅周辺に点在する「小池煙草店(登録有形文化財)」(昭和初期築、面積約112平方メートル)、「宮谷家(小池煙草店に併設)」(昭和初期築、面積約147平方メートル)、「マル十薬局」(明治元年~昭和初期築、面積約390平方メートル)をレストランやカフェを併設した宿泊施設(総客室数8室)に改修する。各建物にホテル機能や客室を点在させる分散型ホテルとして開発、滞在客の地域回遊を生み出す。開業は2022年春頃を見込む。

 今後は、秩父の里山エリアや奥山エリアも視野に入れた事業展開を予定している。

改修後の「マル十薬局」のイメージ。ホテルフロントやレストラン、客室で構成する計画

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