不動産ニュース / その他

2021/10/1

アールシーコア、車輪付きログ小屋を発売

「IMAGO iter」(幌屋根)
「IMAGO X」

 (株)アールシーコアは、ログハウスブランド「BESS」で展開するログ小屋「IMAGO」シリーズにおいて車輪付きログ小屋(車両)の販売を10月16日に開始する。

 住まいの離れなどに活用されている「IMAGO」の2021年4~8月の販売数が前年比2.2倍になるなど、コロナ禍でワークスペース含めた自宅環境の見直しや自然豊かな環境への移住、移動への関心の高まりを踏まえ、可動性を高めた新たな商品を開発した。

 12ftサイズの「IMAGO iter(イマーゴ・イーテル)」、20ftサイズの「IMAGO X(イマーゴ・エックス)」を2商品を用意。「IMAGO iter」は、木屋根(重量約2.4t)と幌屋根(同約2.2t)の2タイプで、約3.2m×2mサイズ(床面積6.5平方メートル)。「IMAGO X」は、木屋根タイプのみ(同約3.2t)で、約5.6m×2mサイズ(床面積11.3平方メートル)。いずれも専用の免許を取得すれば自動車でのけん引が可能。牽引車は、「IMAGO iter」で中型SUV以上、「IMAGO X」で大型SUV以上が目安。発売前にけん引による試験走行を実施しており、安全性を確認している。

 小屋部分は、ログ壁構造で、壁(厚さ70mm、高さ137mm)には国産杉材を使用。全体ではユニット工法を採用しており、小屋部分と車輪部分を分離でき、メンテナンスが可能なほか、車輪を外して建築物としての小屋に転用することも可能。

 本体価格は、「IMAGO iter」の木屋根が386万円、幌屋根が457万円、「IMAGO X」が442万円(いずれも税込み、無塗装状態)。車両の扱いになるため、一般の乗用車と同様、車検証とナンバープレートの交付、車庫証明の取得、自動車税の納付などが必要。

 同社展示場の車両販売特約店で販売を開始。販売代理店の開拓も行なっていく。22年3月までは試験販売、4月からは本格販売を予定。販売台数は10月~22年3月が150台、来年度は1,000台を目指す。

 1日開催の記者発表で、同社代表取締役社長の二木浩三氏は、「さまざまな活用ができる小屋の面白さをそのままに、公道での走行を実現し自由度を上げた。チャレンジングな企画だが、他にはない商品を打ち出すことで、ログハウスライフを楽しんでいただけるお客さまを増やしたい」などと抱負を述べた。

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ログハウス

丸太を主要な構造材とする家屋。柱、梁(はり)、壁が、丸太または太い角材によって造られ、丸太組工法(丸太を積み重ねる方法)で建築される。英語でlog-house。なお、軸組工法によって建築されるものであっても、柱、梁などに太い丸太を使い、その丸太を露出させた家屋などをログハウスと称することがある。

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