不動産ニュース / 調査・統計データ

2021/10/6

複数拠点生活をしたい人は約26%/マイボイスコム調査

 マイボイスコム(株)は5日、「二地域居住・複数拠点生活」に関する調査結果を公表した。調査は2021年9月1~5日、インターネットで実施。1万140件の回答を集めた。

 複数拠点生活実施者は全体の約9%。目的・理由については、「単身赴任・転勤など」(1.9%)、「親や祖父母などの介護や世話・見守り、サポートが必要」(1.8%)、「気分を変えたい」(1.1%)が上位に挙がった。

 複数拠点生活実施者のうち、別拠点に通う頻度は「週1回以上」が22.2%。月1回以上が5割強となった。また、別拠点への移動にかかる時間は、「30分未満」、「1~2時間未満」、「2~3時間未満」が複数拠点生活実施者の各2割弱となった。

 複数拠点生活の意向については、「したいと思う」「ややしたいと思う」を合わせて26.2%となり、世帯年収が高い層ほど関心が高かった。したいと思う理由については、「自然に近い場所でテレワークしたい」「自分の時間が持てる場所が欲しい」などが挙がった。
 一方、「したいと思わない」「あまりしたいと思わない」は、合わせて5割強に。思わない理由として、「複数の住宅の手入れ・管理が面倒」「財力がなく、今の住まいのランクアップの方が現実的」など。

 新たな生活スタイルにの意向については、「生活拠点は都市部で、ときどき地方部で暮らす」「平日と休日、仕事とプライベートなどで複数の生活拠点を使い分ける」「定額制のホテル宿泊プラン」が各10%台に。「複数の生活拠点を使い分ける」という回答は若年層で高い傾向となり、特に10~20歳代の女性の比率が高い結果となった。

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二地域居住

都会に暮らす人が、週末などを定期的に、あるいは、年間の一定期間(1ヵ月以上とされる)を農山漁村で過ごす生活様式をいう。団塊の世代の退職後の生活スタイルとして提唱されている。

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