(株)オープンハウスは12日、2021年9月期決算(連結)を発表した。
当期(20年10月~21年9月30日)は売上高8,105億4,000万円(前期比40.7%増)、営業利益1,011億300万円(同62.7%増)、経常利益975億9,000万円(同26.2%増)、当期純利益695億8,200万円(同17.0%増)と、大幅な増収増益で着地した。
主力の戸建関連事業は売上高4,469億5,900万円(同17.7%増)、営業利益622億9,400万円(同53.1%増)となった。新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、都心部の戸建住宅に対する需要の高まりによる販売好調が主な要因。仲介契約件数は8,474件(同22.1%増)。グループの都心部の戸建分譲は、新築戸建分譲は3,396棟・土地分譲3,088区画、建築請負1,814棟、合計売上高は2,941億6,000万円(同18.2%増)。
マンション事業については、期中に1,081戸を販売。セグメントの売上高は466億7,600万円(同19.8%減)となった。
次期(22年9月期)については、売上高9,200億円、営業利益1,120億円、経常利益1,089億円、当期純利益720億円を見込む。
また同社は同日、会社分割による持株会社体制への移行を発表。
進行中の中期経営計画「行こうぜ1兆!2023」の最終年度(23年9月期)の売上高1兆円の達成に向け、各事業会社による意思決定の迅速化、グループ経営機能の強化を目指す。
21年4月1日に設立した準備会社に、22年1月1日付で従来のオープンハウスから戸建関連事業およびその他事業を承継。準備会社の名称を「(株)オープンハウス」とし、従来のオープンハウスは「(株)オープンハウスグループ」と商号変更する。