
プロロジスは26日、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク猪名川1」(兵庫県川辺郡)の竣工式および「プロロジス猪名川プロジェクト」完成セレモニーを執り行なったと発表した。
「プロロジス猪名川プロジェクト」は、2015年より猪名川町と官民一体で推進してきた開発プロジェクト。「プロロジスパーク猪名川1」および「同2」(21年8月竣工)で構成。BCP対策として、両施設の地下に大型オイルタンクを設置、入居企業や防災センターへ最大約14日分の電力供給を実現。そのほか、施設全体に人感センサー付きのLED照明を採用するなど、環境負荷低減の取り組みを推進し、同社として初めて「ZEB」認証を取得する予定。
今回竣工した「プロロジスパーク猪名川1」は、同社の国内100棟目の開発案件。新名神高速道路「川西IC」より約3分と、関西三大消費地へ約50分圏内でカバーできる物流適地に立地。敷地面積約10万7,172平方メートル、延床面積約21万8,179平方メートル、鉄筋コンクリート造・鉄骨造地上6階建て。免震構造を採用した。中央車路を隔ててワンフロア最大約1万坪を確保し、効率的なワンオペレーションを可能に。防災区画は通常の2倍となる約3,000平方メートルとし、大型マテハンの導入や庫内の自動化に対応しやすくした。
1~5階および6階の一部には、工業用間接資材の通信販売大手である(株)MonotaROが入居が決定している。