不動産ニュース / 開発・分譲

2022/1/14

住友不、新橋に常設マンションギャラリーの旗艦店

「総合マンションギャラリー新橋館」ラウンジ
21階の眺望を生かし、接客オーナー等を配置。タワマン検討者に訴求する

 住友不動産(株)は、同社の新築分譲マンションのブランド発信・販売拠点「総合マンションギャラリー新橋館」(東京都港区)を15日にオープンする。14日、報道陣に公開した。

 「総合マンションギャラリー」は2011年より首都圏・関西圏・中部圏で展開している。同社が販売中の新築マンション情報すべてが入手できるほか、設備機器の体感、主要物件のモデルルーム見学などが可能で、希望物件を特定した顕在顧客に加え、初期検討段階の顧客にも対応。これまで、約3万人が来場している。

 今回の施設は、東銀座館・田町館の閉店に伴い開設したもので、11施設目。都営大江戸線「汐留」駅直結の「汐留住友ビル」21階に立地。総合マンションギャラリー最大の広さ710坪に、20ヵ所の接客コーナー、コンセプトモデルルームとモデルルーム2ヵ所、設備展示、シアター2つなどを配する。

 富裕層をターゲットに、港区、中央区、江東区、品川区の高額・タワー物件を中心に販売する総合マンションギャラリーの旗艦店と位置付ける。施設内は、ホテルライクなラウンジやカフェエリアなどで高級感を演出することで、これまで以上にブランドイメージを訴求。地上21階という立地を生かし、眺望が確認できる接客コーナーや眺望コーナーを設けるほか、モデルルームも眺望が確認できるようにすることで、タワーマンション検討者に高層階のライフスタイルをアピールしていく。

 オープン当初は、2月中旬から販売開始予定の「シティタワー虎ノ門」(東京都港区、総戸数144戸(うち非分譲住戸2戸))を中心に販売活動を展開する。東京メトロ日比谷線「神谷町」駅徒歩2分に立地する、地上28階建ての普通借地権マンション(期間55年)。南側が東京タワーと芝エリアの風致地区となる眺望がセールスポイント。住戸は、1LDK+S~3LDK、専有面積約60~75平方メートル。販売戸数・価格は未定だが、平均坪単価は1,000万円を下回る見込み。

 同日会見した同社住宅分譲事業本部営業部総合営業所長の早川隆太氏は、同ギャラリーの販売の中心となる高級分譲マンション市場について「コロナ禍で住まいへの関心が高まったこと、新たなニーズが生まれたこと、高額物件は特に供給戸数が低水準であることから、今年も売れ行きは好調と思われる。高額マンションは、エリアナンバーワン物件の高額住戸に富裕層の人気が集中する傾向があり、最高額住戸の倍率が10~15倍に達することもある」などと話した。

「シティタワー虎ノ門」模型
「シティタワー虎ノ門」モデルルーム。バルコニーをビルの窓面に向け、そのまま借景としている

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