不動産ニュース / イベント・セミナー

2022/1/27

大丸有地区、アートによる都市活動活発化を実証

 「有楽町アートアーバニズムプログラム」実行委員会と三菱地所(株)は、アートによるまちづくり「アートアーバニズム」のパイロットプログラムとして「YAU(ヤウ)」を2月1日にスタートする。「有楽町アートアーバニズム」実行委員会は、(一社)大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会(大丸有まちづくり協議会)、NPO大丸有エリアマネジメント協会が組成したYAUの主催団体。

 「アートアーバニズム」とは、大丸有まちづくり協議会がアートを取り入れたまちづくりについて検討する中で定義した「アート」と「アーバニズム」を組み合わせた造語。都心ビジネス街の都市活動に対して、アートの「創造性」を取り入れて都市空間の創造や都市活動を活発化させていくまちづくりの考え方。

 「YAU」はその具体化したプロジェクトの初弾として実行するもので、同エリアの立地企業などによるアーティストの持続的な支援を通じて、同エリアにおけるイノベーションを誘発する仕組みを構築する。アーティストの作品制作過程を公開して交流を促進する「アーティストスタジオ」、若手アーティストに専門家がアドバイスを提供する「相談所」、オフィスワーカーがまちとアートに関して学ぶ「スクール」の3つの機能をエリア内に置く。

 開催期間は2月1日~5月31日の4ヵ月。有楽町ビル(東京都千代田区)に「アーティストスタジオ」、国際ビル(同)に「相談所」を配置、両ビルで「スクール」のプログラムを実施する。

 大丸有まちづくり協議会では2022年度以降、アートアーバニズムを実践する組織設立に移行していく計画。アーティストの活動が自然発生するエコシステムの構築を目指す。

記事のキーワード 一覧

この記事の用語

エリアマネジメント

地域における良好な環境や固有の価値を維持・形成・向上するための取り組みで、地域住民などが主体的に行なうものをいう。和製英語である。

続きはR.E.wordsへ

動画でチラ見!

第18回 ジバコー 「原点」を語る

ニュースはこちら

新着ムック本のご紹介

ハザードマップ活用 基礎知識

不動産会社が知っておくべき ハザードマップ活用 基礎知識
お客さまへの「安心」「安全」の提供に役立てよう! 900円+税(送料サービス)

2020年8月28日の宅建業法改正に合わせ情報を追加
ご購入はこちら
NEW

月刊不動産流通

月刊不動産流通 月刊誌 2025年7月号
定住・関係人口増加で空き家も活用?
ご購入はこちら

ピックアップ書籍

ムックハザードマップ活用 基礎知識

自然災害に備え、いま必読の一冊!

価格: 990円(税込み・送料サービス)

お知らせ

2025/6/5

「月刊不動産流通2025年7月号」発売中!

「月刊不動産流通2025年7月号」が好評発売中です。購入はショップサイトから。
特集は、「事業者・自治体がリード!二地域居住」。
近年人口減少により地域の活力が失われていくという危機感を持ち、活気を取り戻すために二地域居住を促進させている地域が多くあります。今回は、そんな二地域居住に積極的に取り組んでいる事業者を取材。具体的な事例やその狙い、実際に表れている効果なども紹介しています。