不動産ニュース / 決算・業績・機構改革

2022/1/27

住宅系が順調。増益に/野村不HD3月期3Q

 野村不動産ホールディングス(株)は27日、2022年3月期第3四半期決算(連結)を発表した。

 当期(21年4月1日~12月31日)は売上高3,610億400万円(前年同期比3.3%減)、営業利益491億3,500万円(同3.4%増)、事業利益(※)492億9,900万円(同3.1%増)、経常利益411億7,800万円(同2.8%増)、当期純利益268億5,900万円(同3.5%増)。

 住宅部門は、住宅分譲事業での計上戸数の増加によって売上高1,381億100万円(同6.9%増)、事業利益58億7,200万円(同167.6%増)。住宅分譲の計上戸数は1,902戸(同317戸増)となった。第3四半期末時点で、通期計上予定の契約は完了、完成在庫は66戸。

 都市開発部門は収益不動産事業で物件売却収入が減少したことから、売上高1,277億9,900万円(同16.6%減)、事業利益277億600万円(同14.9%減)。期末の賃貸床面積は83万9,208平方メートル(同5.0%減)で、前期末からは1万平方メートル強増加した。期末の空室率はオフィス・商業合わせて6.5%(同1.9%上昇)となった。

 仲介・CRE部門はリテールの売買仲介が取扱件数・取扱高の増加によって売上高316億6,600万円(同15.9%増)、事業利益82億3,100万円(同50.1%増)と大幅な増収増益を達成した。

 通期業績については売上高6,700億円、営業利益860億円、事業利益880億円、経常利益770億円、当期純利益510億円を見込む。

※事業利益:営業利益に持分法投資損益と企業買収に伴って発生する無形固定資産の償却費を合わせた数値

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